音痴には感覚性音痴と運動性音痴が存在し、感覚性音痴は音を聴いても理解することが難しく、正確な音を思い浮かぶことも、具体的に声として出していくことも、発した音が正確なのか否かを見極めることもできません。
これに対し運動性音痴は、音の理解自体は不可能ではないため、聞いた音を正確に認識でき、自分の出した音がズレていないかどうかを評価することは可能です。
とは言え、間違いのない音を具体的に声として出すことができていないのです。
感覚性音痴の多くが生まれながらのものであり、運動性音痴は後天的な要素によるものである場合が多数を占めます。
音痴の原因は人によってバラバラですが、音痴に陥りやすい人というのもいると言われています。
音痴になる確率が高い人は、幼少のころからそれほど音楽との接点がなかった人だと伝えられています。
いつも音楽と共に生活するような環境下にあると、気にしなくても耳に音が入り込んできて、音程を間違わずに掴むことができます。
さらに、歌うことにも違和感を感じることがなく、みんなの前で歌うことになっても自然体でいられることが多いでしょう。
幼い頃から様々な種類の音楽を耳にさせ、音やリズムを覚えさせることは、音痴を招かないための条件となるようです。
それ以外にも、集中することができない、物事を面倒臭いと感じる、落ち着きがなくあわてもの、声を上手く調整できずいつも大声で歌う人なんかも音痴を招きやすいと考えられています。
きちんと音を聞かず、自分が決めつけた音で歌ってしまう人も音痴になってしまいやすいので、第三者の意見も取り入れながら歌うようにしましょう。